映画『鉄コン筋クリート』の感想

舞台となる宝町の街並みは、 日本の下町、ファンタジー、オリエンタル、近未来…と さまざまな要素が盛り込まれ、 それを見ているだけでも楽しいです。 非常にジブリ的。 工場フェチにはたまらないいくつものダクトが まるで生き物のように絡み合っています。 物語は複雑なようでいて、実は単純。 宝町を仕切る子ども、シロとクロの友情物語。 両親を知らずに育ったシロとクロ。 シロは大人の汚い（黒い）部分を知らずに育った。 クロは大人の純粋な（白い）部分を見ずに育った。 欠けている心のパーツはお互いが持っていた。 だから、二人一緒にいればバランスが取れていた。 しかし、二人が引き離された時、 クロの心はバランスを失い、 ダークサイドに引き込まれそうになる…。 つまり、そういうことだと思います。 看護師　転職